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絵本・音楽

小さなころからの働きかけが心やことばを育みます

赤ちゃんは何でもわかっています
 「見る」「聴く」「ふれる」「味わう」「かぐ」など、赤ちゃんの五感はかなり形成された状態で生まれてきます。お母さんやお父さんの声、周囲の生活音、空気の流れ、そしておっぱいのにおいや感触……。小さく頼りなげに見えても、赤ちゃんはそんなふうに「世界」と全身で出あっているのです。
 ですから「どうせ何もわからないのだから」ではなく、「赤ちゃんはなんでもわかっている」と思って接することが大切。「どうしたの」「おっぱいおいしいね」など、大人が働きかければ赤ちゃんも応えます。そんなやりとりが赤ちゃんの心を育て、親子の絆、ひいては「人との絆」を育んでいきます。
赤ちゃんはやさしい音が好き
 赤ちゃんの「聴覚」はよく発達しています。ちょっとした物音で目を覚ますのも、そのせいかもしれませんね。
 胎児のころから聞いていたお母さんの声が、赤ちゃんは大好き。どんどん話しかけてあげましょう。お母さんやお父さんの語りかけは赤ちゃんの心を安定させてくれるだけでなく、その抑揚やリズム、使うときの大人の表情や場面などが、「ことば」を獲得していくベースとなります。
 また、赤ちゃんはやさしい音やおだやかな音も大好きです。聴いていて心地よい音楽は、赤ちゃんのほどよい刺激になり、情緒を育ててくれます。

「読み聞かせ」で情緒や想像力も豊かに

お父さんやお母さんが「読み聞かせ」
 少し成長して、赤ちゃんが周囲のさまざまなものに興味を示すようになったら、絵本などもいっしょに楽しみましょう。乗り物や動物、果物や野菜などが登場する絵本は、どの子も大好き。1歳半ごろになると絵本を見せて、動物やモノの名前を聞くと、それを指さして教えてくれたりもします。
 また、2歳を過ぎるころから、少しずつストーリーのある絵本も楽しめるようになります。子どもをひざに乗せ、やさしい声での「読み聞かせ」も始めるといいでしょう。毎晩、寝る前を絵本タイムなどにすると、生活リズムづくりにも役立ちます。
 3~4歳ごろになると「なぁぜ?」「どうして?」の質問もいっぱい。「どうしてだろうね、いっしょにご本で探してみようか」などと働きかけることで、子どもの想像力や夢もふくらんでいきます。
子どもを知り、自分を知るいいチャンス
 読み聞かせを続けて子どもに反応が出てくると、今子どもが何を考え、望んでいるのかがよくわかります。そして絵本を何冊も読む中で、お父さんやお母さんも自分の子ども時代をなつかしく思い出したり、「あら、このお話こういうことだったのね」と再発見したりするでしょう。読み聞かせは大人にも、好奇心やホッとする時間や空間を提供してくれるのです。